神幽現救世真光文明教団神幽現救世真光文明教団

4.本当の死

葬式
普通の葬式の時機では、まだ幽体と肉体(遺体)とは霊線でつながっている。死者の霊は、自分の葬式の様子を一切見ている。 自分は今後どうなるのかと不安が募る(お経や説教等は、死後の世界を詳しく説いていない)。また焼香は煙くて困る。焼香により死者の霊が悟るのではない。ただ、皆がお別れに見えることだけはうれしいものである。

こうして、死者の霊は不安のまま遺体と共にお墓、火葬場等に向かう。そして、土葬の場合は墓穴に入れられて土が掛けられ、土が地面と平らになった頃、また、火葬の場合は遺体が火で焼かれる寸前に霊線が切れて、幽体は肉体(遺体)と離れて自由になる。これが本当の死である。

霊線は葬式を行わなくても、長くて1週間ほどで切れる。

お墓
お墓や火葬場で肉体(遺体)から離れた死者の幽体は、喪主の背中に負ぶさり我が家に帰る。つまり、お墓は亡きがらを始末しただけの所であり、当人の霊は住んでいない。死者の霊は、神裁きの後は決められた所にいて、仏壇に来るのである。何か死者の霊に話や報告があるときは、お墓ではなく仏壇でする。したがって、お墓参りとはお墓の掃除をすることである。

49日
我が家に帰った死者の霊は、死んだ日を入れて49日間、我が家の祭壇の上約60センチメートルのところに、普通頭を北にして寝ている。葬式後の祭壇は、当人の霊のより所なので、49日間は片づけてはならない。食事(供養)は、毎日1回、幽体が祭壇に上げられた食品の匂い、湯気を直接吸う。線香は煙いから絶対に上げてはならない。 香は遺体の死臭を消すために焚くものであり、遺体のなくなった祭壇に焚く必要は全くない。

神が死者の霊を49日間我が家へおくのは、生前の罪・汚れを反省し、現界への執着を取らせ、幽界へ行く心の準備をさせるためである。死者の霊は、この間に心残りのないように知人や親戚等に会いにも行く。この間の悟り具合によっては神裁きの結果が変わる。だから、背後霊はこの間も重要な期間として記録を続けている。そこで、遺族等はできるだけ死者の霊(祭壇の上約60センチメートル)に向かって生前の悪かったこと、よかったこと等いろいろためになることを話すとよい。また、人間等の仕組みや、悟れば今後が好転することも話して聞かせるのもよい。

49日になるまでに、正式な個人位牌を作って仏壇に入れる必要がある。

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