神幽現救世真光文明教団神幽現救世真光文明教団

神の教団の沿革

主神(以下、神)は、この度の世の大建て替えのために、1935(昭和10)年から40年間に、段々に上の教団を3つ造った。神は、神の教団を1本の教団として育てたかったのだが、実際には3つの教団になってしまった。

1.世界○○教
神は最初に岡田茂○氏(元、大本教信者)を「明主」として世界○○教(神の教団の基礎)を造った。神は言われる「神の光によりまず『神の存在』を人間に知らせるだけが目的でした。まだ種人つまり『浄まって霊の洗礼(ひのせんれい)に残れる魂となり次期文明を築く人』をつくる段階ではありませんでした。そこで『体の浄化』だけの業をやらせました」と。また、茂○氏の教えは観念的で、仕組み等はほとんど説かれなかった。神示もわずかだった。「最初の、基礎だけの教団ですから」と神は言われる。

2.世界○○文明教団
神は次に世界○○教の信者として活動中の岡田良○氏に命じ、体の清浄化と共に憑依霊をも処置せねばだめだとして、額(松果体)への手かざしをやらせるようになった。そのため良○氏は霊のことばかり言うので、世界○○教は良○氏を気違い扱いしたあげく、破門した。こうなる前に神は仕組み上、茂○氏を引き取った。

神は良○氏に2番目の教団を立教させるに当たって、教主の名として「光○」と名乗らせた。こうして神は岡田光○氏「教え主」として世界○○文明教団を造った。神は「今度は一応種人の基礎をつくる目的で造りました。そこでまず『真光の業』をやらせました」と言われた。しかし実際には真光の業で、真の光だけを霊に与え、霊は光を感じても、それだけでは霊は浄化しない。霊は自ら浄まろうという気にならなければだめである。だから人間が霊を諭す必要があった。真の光は体(肉体と幽体)や物品の清浄化等を起こさせることはできるので、中には自ら神の光に気付き悟る霊は少しはあったが、たいていは怨みの憑依霊なので、悟るどころかますますいこじになる霊があり、かえって反抗してくる始末であった。これでは種人の基礎はおろか霊障解消さえもおぼつかない。つまり、「真光の業」だけではまだ不完全であった。

次に「教え」の面では、光○氏はそれまでの宗教に比べて一応正法を説いたが、まだ「ある程度の正法」であった。

以上のように世界○○文明教団の内容は、業や教えや奇跡等、世界○○教よりは上になったとはいえ、まだまだ不完全で中途な状態であった。だから神は「世界○○文明教団では種人になる基礎くらいはできても、種人にはなれません。たとえ霊が離脱し、体が清浄化した人があっても、正しい仕組みの一切が教えてないからです」と言われる。

3.神幽現救世真光文明教団
世界○○文明教団の神組手として、自宅で八王子中道場甲府連絡所を始めて約2年たった依田君美(よだきみよし)に、1973(昭和48)年5月から特に、また多く神示が下り始めた。そして神は同年6月14日に「霊魂を抹殺する業(神界の業・消霊)」を、そして翌6月15日に「神による直接霊査の業」を君美の所に下した。

甲府連絡所にはそれまでの「真光の業」「神界の業」「神による直接霊査の業」の2つの業が追加され、それらの業による奇跡はたちどころに次々と起きてきた。まず悪い憑依霊を消霊してから真光の業を行うので、悪い憑依霊に邪魔されることはない。それに真の光も強くなり、真光の業の効果は著しく大きくなった。それまでとは格段の差が出てきたのである。

ところが、世界○○文明教団もまた甲府連絡所の新しいこれらの現象を邪霊だと思い、あくまで認めず、あげくが、業が下りて半年たった頃、業をやらせない等の目的で住み込みの監視人(導士)を付けてきた。そのため「神界の業」や「神による直接霊査の業」を使うことができなくなった。神も神示を下しにくくなった。このような状態が3カ月も続いた。これでは困るので、神は光○氏に君美と早く手をつながせようとした。

一方、光○氏は「私は魁(さきがけ)のメシアである。必ず近い将来に、本当のミロクメシア、救い主が現れる。そうしたら手をつなぐ」と言っていた。また、研修会の時に道場長も「釈尊の予言通りに、まず正法を説く者が世に現れた。それが光○氏、魁のメシア、教え主である。次に救い主、ミロクが下生する。私たちはミロク下生をお待ち申しているのである」と、ここをいつも力を入れて講義していた。いずれも君美を始め何人もの人が聞いている。

また光○氏は、悟る見込みがない霊に対して「魂の抹殺」が行われるようになることを予言した。光○氏はその業を「霊細胞・幽細胞を持つことを許されず、魂そのものを抹殺されて、宇宙の元質に帰されてしまう、これが本当の神裁き」と説明した。

ところが、光○氏は自分の教団に予言通りの「魂の抹殺の業」(神界の業)が神から下り現象化し、「救い主」が現れたことを、薄々気がついたが、甲府連絡所を調べるでもなく、全く何もしなかった。君美からも神界の業等の現象を光○氏あてに手紙で2回報告したが、返事は来なかった。道場長も次第に不安になったとみえ、「光○氏に、甲府はどうなのかと質問したが、光○氏は一言も答えてくれなかった」と語った。光○氏がこのような態度なので、世界○○文明教団が甲府連絡所を邪霊視することは依然として続いた。

そこで、神は最後の手段として、神組手を対象に春の大祭(昭和49年3月)のポスターのコンクールを計画した。そのコンクールに君美も2枚の作品を応募したのである。ポスターの展示会場を見た光○氏は、「このポスターから光が出ている」と言って君美の描いたポスターだけ2枚はがして、本部へ持ち帰ったのである(道場長が証言した)。君美が書いたり作ったりした物からは全て神の光が出ているので、それを神が光○氏に見せたのである。ポスターを持ち帰った光○氏は、ポスターの裏に書いてある住所氏名を読んだ。神は「光○氏はこのとき、ポスターから出る光と共に、過日道場長から甲府はどうなのかと質問された時の説明を思い出して、この人が救い主であることを確認しました。しかし道場長には黙っていました」と言われた。そして神は「今度こそは手をつなぐものと期待していましたが、やはり光○氏は手をつなごうとしませんでした。…」と言われた。

そこで、神は最後の期待も外れたので意を決して「もう遅い、もう待てません、別れましょう。今度はこういう教団名になります」と言われて、「神幽現救世真光文明教団」の名をまず神示された。1974(昭和49)年3月23日夜のことであった。そして神は「神・幽・現を浄化救済し次期文明を造る教団です」と言われた。

こうして教団名が神示された後、神から「神界の業を使いなさい。すぐ別れられます」と言われたので、同年3月26日夜実行した。監視人はすぐに道場長に連絡した。道場長は君美を呼び「直ちに閉鎖する」と言った。君美は「はい結構です」と返事をしたので、その場で別れることができた。世界○○文明教団では連絡所の閉鎖に続いて破門の手続きを取ったのである。神は、こうして君美を約3年半いた世界○○文明教団から別れさせたのである(妻も一緒に)。

そして、神示により1974(昭和49)年6月6日に立教祭を行い、依田君美「救い主」として3番目の教団「神幽現救世真光文明教団」を神は立教させたのである。

次に「教え」の面では、神から人類史上初めて詳しく具体的に「神・幽・現と人間等の一切の仕組み(人間の目的、再生転生の様子、その他)」が神示された。神は「三千年前に釈迦にこの簡単なものを下しましたが、今度初めて詳しく依田君美に下しました」と言われた。そしてまた後日、神より当教団に最後の切り札「焼魂の業」まで下された。

神は当教団立教の際「これで完成しました」と安堵され、「これが最後のバスです。今後は神はもう教団を造りません」と神示された。

以上が神により段々に上の教団が3つ造られたあらましである。神は「本当は1本の教団として段々に上の教団に成長させる予定でした。つまり『神幽現救世真光文明教団』の名は、1本に成長した時の最後の教団名として最初から決められていました」と言われた。

神は当教団を立教させた後、光○氏を引き取った。光○氏が亡くなる約1カ月前に「光○は引き取る。教団は分裂します」と神示があった。そして光○氏の死の約1週間前に「もう遅い。寿命より10年早く引き取る」と神示された。また、「この神示の少し前に、光○氏は『遅い遅い、間に合わない』と神に叱られましたが、それを本山建立のことだと解釈してしまいました」と神は言われた。

1974(昭和49)年6月23日夜、世界○○文明教団から「光○氏が倒れたので、東京へ向かって手かざしをするように…」との電話がかかってきた。そしてついに「ただ今光○氏の心臓が止まりました…」と光○氏の死のありさまが刻々と神示された。このとき神は「仕方がありません、10年早く引き取りました」と遺憾の情を込めて言われた。

神は「光○氏の心臓をいきなり止めたのではありません。前日倒れてから無意識状態の時間を長くかけました。その間、世界○○文明教団では、まわりの人が真光の業を信じてお浄めに手を尽くしたが、また地方の神組手にまで手かざしを呼びかけたがだめでした。真光の業が張本人の光○氏に効かないはずはありません。でも効果がなかったことはおかしなこと。なぜか、それは神が光○氏を引き取ったのですから効果がなかったのです。それを分からせるために時間をかけました。しかし光○氏の死の原因は誰にも分かりませんでした」と神示された。

光○氏の死後は、神示通りに光○氏の教団は分裂し、関○氏派の「世界○○文明教団」恵○様派の「崇○真光」とになった。

そもそも、神が指導し世の大建て替えの目的で作らせた教団の、神が命じた数少ない、重大使命のある光○氏が、寿命の半ばで仕事半ばで、しかも真光の業の効果もなく亡くなり、続いてせっかく大きくなった神の教団が分裂するとは本当はおかしな話である。神が命じ神が造ったものであるから、よほど重大な理由がなければこのようなことが起きるはずはないのである。神意に添わなかったからである。

さて、光○氏は、種人の基礎をつくり、次の教団「神幽現」へと移行させる使命であったのを成さず引き取られたが、それでも種人の基礎を多く残した功績は大なので、神は光○氏に再生回数の特進を与え、神上がりさせたのである。

(一部、実名は伏せさせていただきました。)

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